観光スポットの混雑状況

知る人ぞ知る 伊勢の神社仏閣

伊勢は伊勢神宮で有名な町ですが、知る人ぞ知るお寺や神社もたくさんあります。ここでは、観光協会に、観光客の方から時折お問合せのあるツウな神社やお寺をご紹介します。

伊勢の神社仏閣ご紹介

河邊七種神社(かわべななくさじんじゃ)

地元から愛される夏祭り「河崎天王祭」の水中花火が人気。
江戸時代に問屋街として賑わった河崎の産土神をおまつりしています。7月中旬の例祭日に行われる天王祭では威勢のある神輿と、勢田川に映える水中花火が多くの人を惹きつけます。地元の人々からは「てんのうさん」と親しみを込めて呼ばれ、境内にある立派なクスノキは見る角度により太さも変わり、今も昔も河崎町を見守る立派なご神木です。

住所:三重県伊勢市河崎2-19-29

世義寺(せぎでら)

激しい大護摩は日本三大護摩の一つ。
天平13年(741)開祖行基が聖武天皇の勅により、鎮護国家の祈願所として創立された修験道寺院です。修験道とは、自然崇拝による山岳修行で超自然的な力を体得し密教や陰陽道などを根本とする宗教です。毎年7月7日に催される柴灯(さいとう)大護摩は地元では「護摩さん」と呼ばれ親しまれています。

住所:三重県伊勢市岡本2-10-80

桜木地蔵(さくらぎじぞう)

大岡越前も参拝後に江戸奉行となった、日本でも有数の出世地蔵。
子育てと病気除けの高い霊験が伝えられますが、有名な大岡越前が当地蔵を訪れた後に江戸奉行になったことから、出世地蔵としても高い名声を誇ります。元横綱の武蔵丸も幕下の頃から出世祈願に参拝していたことで、確固たるご利益が知られることとなりました。出世を願う人々の密かなよりどころとして参拝客が訪れます。

住所:三重県伊勢市桜木町

大林寺(だいりんじ)

現在も歌舞伎で演じられている演目「伊勢音頭恋の寝刃」にゆかりのあるお寺。
当時の古市は三大遊郭とも五大遊郭とも言われるほど栄えていました。その遊郭の一つであった「油屋(あぶらや)」で、情のもつれから刃傷沙汰(にんじょうざた)となった事件がありました。この騒動は瞬く間に大阪にも伝わり、数日にして芝居となったようです。大林寺には、主人公2人の墓とされる塚が建立されており、今でも上演前に役者がお参りに来られます。

住所:三重県伊勢市古市町97

寂照寺(じゃくしょうじ)

神宮を愛した千姫の菩提寺。
二代将軍・徳川秀忠の娘・千姫ゆかりの寺。伊勢神宮を厚く崇敬していた千姫の没後、知恩院第37世寂照知鑑上人が伊勢と神宮ゆかりの地、古市に菩提寺として建立しました。無旦那寺のため、後に財政的に窮乏しましたが、安永三年(1774)画僧の月僊が来て、描いた絵を売った蓄財で、寂照寺の復興と貧民救済を行いました。

住所:三重県伊勢市中之町101

中山寺(ちゅうざんじ)

小児の「かん封じ」に300年の伝統を誇る寺。
中山寺は亀山藩主・石川昌勝によって創立された臨済宗妙心寺派の寺院で、御本尊は釈迦如来坐像です。本堂は南面建ちの大型の堂で、明暦2年(1656)に建てられたもので、規模も大きく、古式を忠実に守った県内屈指の遺構です。境内にお祀りされている、乾達婆神王は小児の「かん封じ」に300年の伝統があるとのこと。伊勢西国三十三所観音巡礼礼番 第5番のお寺です。

住所:三重県伊勢市勢田町411

宇治神社(うじじんじゃ)

厄除け・蘇民将来の神話にゆかりのある神社。
足の神様、足神さんとして野口みずきさんも祈願した神社。
宇治神社に祀られている神様は、古事記で天地が初めて開けた時に4番目にお生まれになった神様とされいます。「足神さん」の呼称で親しまれ、病気の平癒を祈願し、お礼にわらじを奉納する習わしがあります。足の疲労平癒を祈ればご利益があると言われ、わらじや絵馬、のぼりを献ずる人が多くなりました。
近年では、スポーツ選手が「足が速くなるように、良い記録が出るように」とお参りされたり、足を痛めた方が「撫石撫ぜ」患部を撫でると治ると言われてお参りされる人も多く見られます。

住所:三重県伊勢市宇治今在家町172

松下社(まつしたやしろ)

厄除け・蘇民将来の神話にゆかりのある神社。
二見町松下の氏神、松下神社。平安中期の阿倍清明が建立したと伝えられ、祭神は須佐之男命のほか、菅原道真と不詳一座を合わせて三座です。貧しい身なりの須佐之男命をもてなした蘇民将来の子孫が疫病から免れたとい神話から、この地方では「蘇民将来子孫家門」の木札のついたしめ縄を1年中玄関に飾る風習があります。三重県の天然記念物に指定されている、樹齢2000年以上の大楠も有名です。

住所:三重県伊勢市二見町松下1346

宝林寺(ほうりんじ)

県内でも珍しい手筒花火が有名なお寺。
江戸初期より続くお盆の行事として、8月15日に、手筒花火をあげ、大念仏羯鼓踊りで先祖供養をします。手筒花火は放揚する者が自ら作成するもので、送り火の変形とされ、県内では珍しい火祭りとして知られています。伊勢西国三十三所観音巡礼礼番 第7番のお寺です。

住所:三重県伊勢市御薗町小林361

磯神社(いそじんじゃ)

御巡幸の足跡を残す場所として知られる神社。
神社の創建は古く、紀元前5(垂仁天皇25)年3月と言われています。倭姫命の巡幸地「元伊勢」としても知られる神社です。倭姫命が天照大神を奉じて、当地の行宮に留まられたとき、そこを磯宮と称しました。大神が宇治の五十鈴川のほとりにご鎮座の後は、磯宮を磯神社と称し古くから広い信仰を集めてきました。境内の周囲をツツジが埋め、4月下旬から5月上旬の見頃時期にはピンクや白の花が鮮やかに縁取ります。また、隣接するつつじ公園では四季折々の花が楽しめます。

住所:三重県伊勢市磯町1069

正覚寺(しょうかくじ)

中国北宋時代の大般若経から伝わった「羯鼓踊」で有名なお寺
県指定の無形文化財「羯鼓踊」で問い合わせあり。伝わる大般若経は中国北宋時代から。
和歌山藩円座組の大庄屋であった米山多右衛門宗持が、文化8年(1811)に開基して、広泰寺十四世大巌和尚が開山と伝えられています。毎年8月15日に行われる「羯鼓踊」は三重県指定の無形文化財です。頭に馬の毛で出来た「シャグマ」をかぶり腰みのと「鞨鼓(かんこ)」と呼ばれる腰太鼓を下げた踊子が踊る様は、非常にめずらしい光景です。境内前にある道饗社には、天正8年(1580)在銘の伊勢市最古の庚申塔が現存しています。

住所:三重県伊勢市円座町1502

日蓮聖人誓いの井戸(にちれんしょうにんちかいのいど)

1253年、日蓮上人が関東下向の途中で伊勢倭町の旧常明寺(倭町)に参籠し、境内の井戸を潔斎して3つの誓いを立てた場所と言われています。誓願塔や石造宝塔が建てられています。
鎌倉時代に日蓮宗の宗祖である日蓮上人が伊勢の寺に籠り、伊勢神宮お参り前に井戸の水をかぶり身を清め三つの願を立てました。その際に、後に三大誓願といわれる『我、日本の柱とならん・我、日本の眼目とならん・我、日本の大船とならん』3つの願を立てられたと言われています。

住所:三重県伊勢市倭町


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