桜木地蔵は桜の大樹の元に鎮座されていた事から桜木地蔵と名付けられたと言われています。正徳年間(18世紀初め)了運尼・禅宜などの有徳が庵をかまえ、ご本尊を大切にお祀りしていたと伝えています。
子育てと病気除けの高い霊験が伝えられますが、有名な大岡越前が当地蔵を訪れた後に江戸町奉行になったという伝承から、出世地蔵としても高い名声を誇ります。元横綱の武蔵丸も幕下の頃から出世祈願に参拝していたことで、確固たるご利益が知られることとなりました。出世を願う人々の密かなよりどころとして参拝客が訪れます。
地蔵さんの縁日である毎月24日は、格子が取られて直にお地蔵さんが拝めます。6月24日は例大祭で、多くの参拝客で一日中にぎわいます。