宇治橋は五十鈴川にかかる、内宮への入口です。日常の世界と神聖な世界を結ぶ架け橋と言われています。全長約101.8m、巾8.4mで、欄干の上に16個の擬宝珠を据えた純日本風反り橋です。床板や欄干は檜で作られていますが、橋脚の部分は水に強い欅を使用しています。宇治橋はもともと、傷みや破損に応じて架け替えられていましたが、1889年(明治22年)第56回式年遷宮から、遷宮に合わせて20年に一度架け替えられるようになりました。その後、第二次世界大戦後の混乱によって遷宮が4年延期された際、せめて宇治橋だけでも架け替えようという全国の崇敬者の熱意によって予定通りに架け替えられ、以来、遷宮の4年前に架け替えられるようになっています。宇治橋の内側の鳥居には、20年利用された内宮の旧正殿の棟持柱が、外側の鳥居は外宮の旧正殿の棟持柱が用いられます。さらに20年たつと、内側の鳥居は鈴鹿峠のふもとの「関の追分」、外側の鳥居は桑名の「七里の渡し」の鳥居となり、正殿の棟持柱となって以来、60年活用されます。その後も日本各地の神社で鳥居や部材として再利用されていきます。 冬至を中心とする約2か月の間は宇治橋の鳥居の間からの日の出となり、鳥居の正面から朝日が昇るのは冬至の前後数日で、その期間は鳥居からの日の出を見る方で賑わいます。
1~4月 | 5:00~18:00 |
5~8月 | 5:00~19:00 |
9月 | 5:00~18:00 |
10~12月 | 5:00~17:00 |