伊勢志摩といえば魚介が有名で、伊勢海老やあわびを始めとした新鮮な海鮮食材を味わえるお店が数多くあります。
伊勢志摩は海鮮だけではなく実はお茶も名産で、三重県の温暖な気候は茶の栽培に適しています。濃厚な風味の伊勢茶を使用した伊勢紅茶や和紅茶もおすすめです。
伊勢海老や伊勢茶をお土産で買えるお店もご紹介します。
伊勢海老は国内で最も大きな海老で、伊勢海老には禁漁期間が定められており、産卵期の伊勢海老を保護するために5月~9月までが禁漁期間となっています。
解禁日は例年10月1日からのため、11月~3月が伊勢海老の食べ頃の時期です。
また、伊勢海老は、様々な基準に合格した三重県ならではの優れた特産物として登録される「三重ブランド」に認定されています。
本特集では、伊勢市内で伊勢海老が味わえるお店や、お土産に買えるおすすめのお店を紹介していきます。
伊勢市倭町にある「倭庵黒石」は昭和41年に創業された和食処で、伊勢志摩の魚介をメインにした会席料理や季節の一品料理、松阪牛などをお手頃な価格で食べられるお店です。
伊勢海老料理はバリエーション豊富で、造りや塩焼き、味噌鍋などがあります。
「倭庵 黒石」のおすすめの一品は、脱皮直後で、頭や殻ごと味わえる「幻の脱皮伊勢海老」です。
運が良ければ店内の水槽で伊勢海老が脱皮する瞬間を見られることも。
住所 | 三重県伊勢市倭町125−2 |
問合せ先 | 0596-24-9614 |
近鉄宇治山田駅から徒歩2分の位置にある「大喜(だいき)」は宮内庁、神宮司庁御用達の老舗割烹料理店です。
「伊勢海老定食」のメインとなる伊勢海老は、活け造り、鬼がら焼き、具足煮の三種類から選べます。
伊勢海老と地物のにぎり寿司を伊勢春慶の器に盛り付けた「伊勢にぎり春慶盛」もおすすめの商品の一つです。
伊勢春慶とは伊勢市の伝統的な漆器で、素朴で美しい赤褐色の木目が特徴です。檜の一枚板を組み合わせているので丈夫で実用性もあります。
伊勢海老を様々な料理法で2.5尾分も味わえる伊勢海老コースもあります。
定食や幕の内弁当、手こね寿司などもお手頃な価格で提供しています。
住所 | 三重県伊勢市岩渕2丁目1-48 |
問合せ先 | 0596-28-0281 |
おかげ横丁にある「海老丸」は伊勢海老の看板が特徴的な漁師料理のお店で、店内は網元(漁業経営者)の屋敷をイメージしており囲炉裏や漁船が大漁で帰港する際に船上に揚げる大漁旗などがあります。
海老丸では店内の生簀から取り出したばかりの新鮮な伊勢海老を味わえます。
伊勢海老の提供期間は秋から春頃(10~4月頃)でお造りと焼きものの2種類を好みで選ぶことができます。
海老、カニや魚のアラなどで出汁をとった海老丸特製の「漁師汁」や、地魚・旬の魚介を中心に本日のおすすめの海の幸をのせた「本日の海鮮丼」、伊勢志摩で捕れた新鮮な季節魚のてこね寿しとまぐろのてこね寿しが一度に楽しめる「二色のてこね寿し」も好評です。
※料理内容が替わる場合がございます。
住所 | 三重県伊勢市宇治中之切町52 |
問合せ先 | 0596-23-8805 |
「伊勢志摩みやげセンター王将 伊勢店」は伊勢神宮外宮と内宮の中間地点にある土産物屋です。店舗は高速道路の出入口近くで、外宮・内宮参拝の帰りに訪れやすい立地です。
おすすめの商品は伊勢海老で、店内の生け簀には様々な大きさの伊勢海老が揃っており、水槽を泳ぐ活きの良い伊勢海老は目を惹きます。
伊勢海老だけではなく、製造卸問屋直営なので地元の新鮮な魚や貝類、海藻が揃っています。
その他の品揃えも豊富で、雑貨やお菓子も取り扱っています。購入した商品は発送も受け付けています。
住所 | 三重県伊勢市勢田町281 |
問合せ先 | 0596-63-5800 |
アワビは伊勢海老に並ぶ伊勢志摩の名物の一つです。伊勢志摩のアワビ漁の歴史は古く、2000年以上前から伊勢神宮に奉納されていました。
伊勢志摩のアワビは肉厚で濃厚な味わいが特徴です。伊勢海老のように禁漁期間(10月~2月)があり、4月~9月が旬の時期です。
アワビが味わえる伊勢市の飲食店やお土産屋をご紹介します。
「伊勢せきや 本店」は伊勢神宮外宮前にあるお店で、名物のあわびなどの魚介類、鯛などの炊き込みご飯の素などのお土産が充実しています。
伊勢せきや本店の2階にある「あそらの茶屋」では外宮を眺めながら朝かゆや昼げの釜飯などを楽しめます。伊勢神宮内宮前にも支店「伊勢せきや 内宮前店」があります。
看板商品の「参宮あわび脹煮(ふくらに)」は伝承の出汁とともにふっくら柔らかく煮上げており、そのままでも美味しいですが、わさび醤油やバター焼きで食べるのもおすすめです。
伊勢せきやのあわびは贈答品としてだけでなくお土産としても人気で、伊勢志摩観光のお土産に要チェックの一品です。
住所 | 三重県伊勢市本町13-7(外宮表参道) |
問合せ先 | 0596-23-3141 |
近鉄宇治山田駅から徒歩10分圏内にある「グリル片山」は、三重の特産品を使用した高級フレンチ料理店です。
グリル片山は1972年に創業しミシュランガイドにも掲載されています。
「鮑のグリンピースソース」は大きな鮑に特製のグリーンピースソースが絡み合い、食べ応えのある一品です。
伊勢海老のソテーや伊勢海老のスープも名物料理として地元民だけではなく県外の観光客にも愛されています。誕生日や特別な記念日に三重の魅力溢れるコース料理をぜひ味わってみてください。
住所 | 三重県伊勢市岩淵3-6-47 |
問合せ先 | 0596-25-1726 |
「さめのたれ」は聞き慣れない言葉ですが、たれは調味料のタレではなく干物のことです。
たれの語源には諸説がありますが、干されたサメの身の垂れ下がった姿が由来になっているという説があります。
伊勢志摩の郷土食として愛されているさめのたれは伊勢神宮の神饌(神社や神棚に供える供物)でもあります。
さめのたれは、おはらい町の土産物屋や道の駅、魚屋などで購入できます。
1931年に創業された「魚春 」はおはらい町通り沿いにある土産物屋です。魚春ではお菓子、干物、地酒、調味料、伊勢木綿など地元で人気のお土産を取り揃えています。
人気商品の「さめのたれ」は雑誌やTV等でも取り上げられたことがあり、塩たれとみりんたれの二種類の味があります。
塩味が効いている塩たれはレモン汁ととても良く合います。みりんたれはさっぱりとした甘みのある風味となっています。
おはらい町通りには支店である「魚春 五十鈴川店」もあります。
住所 | 三重県伊勢市宇治中之切町49 |
問合せ先 | 0596-22-4885 |
「ひもの塾 伊勢本店」はおはらい町通り沿いに面している干物店で、「ひととさかなのまんなかに」をコンセプトに「ひもの塾」という店名通り、干物の魅力や焼き方を広めています。
干物には添加物を使用しておらず、刺身にできるくらい鮮度の高い魚を干物にしているので魚特有の臭みがありません。
干物専門店なだけあり、さめのたれ以外にも多くの種類の干物を扱っており、店内では焼き立ての干物が試食できます。「ひもの塾 伊勢本店」で購入できる「さめのたれ」は、塩味と魚の旨味のバランスが良い人気の一品です。
住所 | 三重県伊勢市宇治今在家町35 |
問合せ先 | 0596-20-6628 |
あまり知られていませんが、三重県はお茶の生産量が全国3位のお茶の名産地です。
伊勢茶は三重ブランドの認定品で、三重県産の茶葉100%の緑茶を伊勢茶と定義しています。
自然に恵まれた三重の地で栽培できる伊勢茶は他の茶葉に比べて葉肉が厚く、濃厚でコクのある味わいが特徴です。
伊勢茶は伊勢市にある茶葉販売店や土産物屋で購入できます。
「宇治園」はおはらい町に2店舗あり、伊勢神宮内宮近くにある「宇治園 内宮前店」と猿田彦神社のそばに「宇治園 本店」があります。宇治園の伊勢茶は三重南部で栽培された味わい深い茶葉を使用しています。
味の濃い伊勢茶は抹茶には適していないとされていましたが、宇治園独自の製法で作られた「伊勢抹茶 光彩(こうさい)」は、伊勢茶ならではの濃さと後味の良さを両立した人気商品です。
伊勢茶の他には店主が厳選した伊勢茶に合う急須も販売しています。
住所 | 伊勢市宇治今在家町47 |
問合せ先 | 0596-23-0764 |
「伊勢茶 翠(すい)」はおはらい町通りの中ほどにあります。
人気No.1の「大人の抹茶フロート」は本格抹茶と抹茶ソフト、高級煎茶が味わえる抹茶尽くしの抹茶好きにはたまらないスイーツです。
ドリンクとスイーツの種類は充実していて季節限定のメニューも数種類あり、時期によっては売り場には行列ができることも。お得な伊勢茶詰め放題もリピーターが続出しており人気です。
伊勢市銀座新道には本店の「みょうこうえん」があります。
住所 | 三重県伊勢市宇治中之切町48 |
問合せ先 | 0596-28-3963 |
歴史ある老舗飲食店やお土産物屋など伊勢志摩でおすすめの名物を提供しているお店をご紹介しました。紹介したお店以外にも伊勢海老やアワビを提供しているお店もあるので、観光の際には自分好みのお店をぜひ見つけてみてください。