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かまぼこ作り体験

伊勢かまぼこの若松屋

河崎に本店を構える、創業明治38年の「若松屋」さん。かまぼこ・はんぺい・ひりょうず・さつま揚げなどの練り製品を製造・販売する地元でも人気のお店です。
かまぼこといえば、食卓の1品やお弁当に馴染みのある食材ですよね。しかも、高タンパクで低カロリー!(と言っても、ついついたくさん食べてしまいますが…笑)
ここ若松屋さんでは、「焼きかまぼこ」と「板かまぼこ」の2種類が作れる、とってもお得な体験があるんです!職人が教えてくださるということで、早速お店に向かいました!

店舗に隣接する体験工房は、木の香りが漂うとてもきれいな空間。今回、作り方を教えてくださるのは、河崎本店に勤務されている日置さん。笑顔が素敵なスタッフさんです。

まず、かまぼこ作りに必要な道具を説明してもらいます。
道具は2つ!職人の命ともいえる「付け包丁(つけぼうちょう)」とまな板のみです。この付け包丁、刺身包丁のようにみえますが、刃がないのが特徴。一般的なかまぼこの山の形を作る時に、付け包丁をヘラのように扱って成形していく専用道具で、家庭用の包丁よりもやや長くて重みがあります。安全な包丁なので、小さなお子さんは親御さんと一緒に、また小学生くらいになると一人でチャレンジする子もいるそうですよ。

次に、「練り」のレクチャーを受けます!
体験で使うすり身の原料は、エソ・グチ・スケトウダラ・イトヨリダイ。新鮮なうちに工場ですり身に加工されています。
「季節によってはハモが入ることもあるんですよ」と日置さん。

最初は、まな板に置かれたすり身を付け包丁の面でつぶしていくのですが、最初は少し固いので力が必要。徐々に柔らかさが出てきました。

続いて、付け包丁の片面だけを使い(ここがポイント!)、まな板の左右にすり身を伸ばしてはまとめて潰し…を何度も繰り返していきます。しっかりと練りながら空気を抜くことで粘りや弾力などの食感が出て、蒸し上がりにできる空洞も減らすことができるとのこと。

練り終えたら、かまぼこ板をまな板に沿わせてすり身を一気にすくい上げます。板からはみ出たすり身はそぎ落としてから再び練り直し、かまぼこ板に付けて形を整えます。
教えていただいている日置さんのかまぼこは、さすがです。表面がツルツル輝いています。

「包丁に余分なすり身が付いたまま成形しようとすると、表面にくっついてシワになりきめ細かく仕上りません。しっかりまな板の端で包丁のすり身をこそげ取り、成形していくことがポイントですよ」と日置さん。
丁寧な説明のおかげで、だんだんコツを掴んで包丁の扱いにも慣れてきました。

きれいな半月の形になりました!

専用のフィルムで包み、20分間蒸し上げます。その間に、「焼きかまぼこ」作りを体験です。

作り方はとても簡単!板かまぼこと同じすり身を付け包丁でよく練り、手で金串の先端に付けて好きな形に整えていきます。私は定番の魚の形にしましたが、ハート型やお団子型など自由に作れるので子どもたちも楽しめそうです!

形にできたらコンロで炙ります。するとあっという間にプクっと膨れて、表面がこんがりきつね色に。出来たてを味わえるのが楽しみです。

魚魚(とと)かまが完成!焼きたてのいい香りです!
考えてみたら、焼きたてかまぼこを食べるのは初めて。

弾力があって、魚の旨みが口の中に広がります。自分で作ることで、おいしさも倍増ですね!

蒸し上がった板かまぼこはお持ち帰り用。冷蔵庫で約1週間日持ちするので、お土産にもぴったりです。

若松屋さんは河崎本店を含め、市内に5店舗を構えます。
その一つ、おかげ横丁店では毎月1日限定で茹でたての「伊勢はんぺい」を販売しています。実はこのはんぺい、1枚1枚職人が目の前で茹でてくれるんです!
山芋ですり身を伸ばしているそうで、茹でたてならではのふわプリ食感は、早起きして良かったと思えるほど。一口食べたら幸せな気分になれること間違いなしです。
若松屋さんでは、各店舗限定のオリジナル商品も販売中。ぜひ皆さんも、ひと味違った練り物の魅力を探しに訪れてみてください!


若松屋

住所〒516-0009 三重県伊勢市河崎1丁目9-28
お問合せ先TEL:0120-31-1722
営業時間9:00~18:00
定休日無休(1/1~1/3)
WEBサイトhttps://www.wakamatsuya.co.jp/

手づくりかまぼこ体験 ※河崎本店と下野工場店の2カ所で体験できます。

最少催行人員2人~60人
(河崎本店は最大16人まで。16人以上の場合は、下野工場店で行います)
時間(要予約制)5日前までにご予約をお願いします。
体験時間約60分
料金1,980円(税込み)/人
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