御祭神は、須佐之男命(すさのおのみこと)のほか、菅原道真と不詳一座を合わせて三座です。創立年は詳しくわかっておりませんが、一説には平安中期の阿倍清明が神様をお招きしてお祀りされたところとも伝えられています。
また、この地には厄除けの「蘇民将来の神話」が言い伝えられています。貧しい身なりの須佐之男命がこの地方を旅し一夜の宿を求めたところ、蘇民将来が快くもてなし、その蘇民将来の子孫の家は疫病から免れたという神話です。そのためこの地方では「蘇民将来子孫家門」の木札のついたしめ縄を1年中玄関に飾る風習があります。
三重県の天然記念物に指定されている、樹齢2000年以上の大楠も有名です。